- 今勤めているブラック企業から転職したい
- 転職しても次は絶対にブラック企業に入りたくない!何かいい方法はないの?
- ブラック企業にいたら転職に不利になるの?
ブラック企業に勤めていると程度の差はありますが、疲労を感じたり精神的に参ってきたりします。
そのままの状態で働いていると、最終的にはうつ病になり取り返しがつかない状態になる可能性もあります。
まさに働いていたブラック企業でうつ寸前の状態になってしまい、半年でブラック会社を辞めホワイト会社へ転職した私が、利用したサービスや辞める前に確認しておきたいことをお伝えします。
この記事を読んでいただければ、今働いているブラック会社を辞めて、あなたが理想とするホワイト会社に転職する方法がわかります。
ブラック企業から転職したい時に利用するべきサービス3選
ブラック企業から転職したいとき、便利に使えるサービスを紹介します。上手に活用することで、今の仕事をしながら短期間で転職を成功させることができるでしょう。
ブラック企業に勤めていると、転職活動にあてられる時間は限られてしまいます。そこで手軽に効率よく、自分に合った方法を見つけることカギとなります。
ブラック企業から転職するために紹介予定派遣を使う
紹介予定派遣とは派遣社員として一定期間働き、派遣終了後に正社員などの直接雇用で働ける制度です。
当然メリットとデメリットがあるので、すべての人にオススメできるわけではありませんが、以前利用した私のように、
という人はぜひ検討してほしい制度です。
ブラック企業から転職するために転職エージェント、転職サイトを使う
転職エージェントは、いわば仕事探しのプロです。
ネットから簡単に登録することができます。
後日面談があり、希望する職種や働きたい地域などを伝えます。
ブラック企業から転職したい場合は、そのこともハッキリと伝えましょう。
あなたの希望条件とマッチする企業があれば、転職エージェントから会社を紹介してもらえます。
ただ単にあなたと会社との仲介役ではなく、履歴書の添削や、面接日程の調整を行なってくれるエージェントがほとんどです。
転職エージェント選びは非常に重要。
担当者とあなたとの相性もありますので、2〜3社に登録して会社ごと、担当者ごとの対応から一番合う会社を選ぶことが転職を成功させる近道となるでしょう。
選び方の重要ポイントは求人が多いエージェントを選ぶこと。
求人が豊富にないと、そもそも選択肢すらないのが現状ですので。
初めての転職活動にとまどうことも多いでしょうが、担当者とはマンツーマンの指導を受けるので、安心して取り組むことができます。
そして転職サイトは、最もメジャーで手軽な転職サービスです。
閲覧だけも可能ですが、まずは登録することをオススメします。
というのは、転職サイトは求人情報を閲覧することが主目的ですが、
- 転職の情報
- 心構え
- Q&A
など、読み物やコラムが充実しています。
これらを読んでおくことで、転職に関する情報が得られ転職活動に活用できるのが、メリット。
たった5分の登録時間を惜しんではもったいないです。
転職のプロが転職者のために作っている情報の塊。
利用しないと濃い転職情報を得られなく、損してしまいますよ。
そんなあなたにピッタリの、転職活動の第1歩です。
ブラック企業から転職するために転職口コミサイトを使う
転職口コミサイトは、企業の口コミが集まったサイトです。
実際に企業で働いていた人たちが、労働環境や賃金などを評価しています。
会社HPや募集要項からではわかりづらい、社風などを知ることができます。
また平均勤続年数や口コミの投稿件数の分析から、企業の実態が見えてきます。
気になる企業が見つかったときに、積極的に参考にしましょう。
ただし1点注意が必要。
あまりいい辞め方をしなかった退職者が、匿名であることを利用してあることないことを書いていることがあります。
明らかに罵詈雑言が書かれているような口コミは、信憑性を疑う必要があるかもしれません。
とはいえ、うまく使えば新卒からブラック企業に入社してしまい、次は失敗したくないと思っているあなたの強い味方となるでしょう。
ブラック企業かどうかを見極める3つの方法
募集要項をチェックする
なによりも最初にしなければならないことは、募集要項をきちんとチェックすることです。
例えばHP上の募集要項で、
- アットホームな
- 和気あいあい
- 笑顔の社員の集合写真が掲載されている
以上のようなキャッチフレーズが強調されているような会社は、典型的なブラック企業の特徴を持っているといってもよいでしょう。
まるで家族のように、どんなときにも社員同士が支え合う職場。
聞こえはいいかもしれませんがその実態は、
- 空気を読んで帰宅できないため、サービス残業が当たりまえ
- オンとオフの区別がなく、休日にも仕事の電話がかかってくる
- 飲み会や社員旅行への参加を強いられる
- 気安さを勘違いしたパワハラの温床
のような企業であることが多いです。
また「アットホーム」は、いわゆる求人要項の提携文。
つまりアピールポイントがない企業ほど、使いやすいフレーズだといえます。
また「積極採用」「大量採用」のワードも地雷といえます。
多くの人を採用する、その裏には同じくらい多くの退職者がいます。
つまり短期間に採用し働かせる、都合のいい使い捨てと見られています。
ホワイト企業の求人の特徴と見つけ方
それではホワイト企業へ転職するために、見つけ方のポイントはなんでしょうか?
まず転職サイトを、こまめにチェックする習慣を身につけましょう。
ホワイト企業の特徴として、求人情報の掲載期間が短いことが挙げられます。
ホワイト企業は退職者が少なく、求人情報が出ること自体が少ないです。
また応募枠が少なく人気も高いため、定員がすぐに埋まってしまいます。
- 見慣れない求人情報が掲載された
- ブラック企業の特徴がない
以上のような求人情報を発見した場合には、すぐに動き出せるよう準備をしておきましょう。
また転職エージェントを利用する場合にも、口コミを積極的に活用することをオススメします。
転職エージェントの給与形態は成果報酬制が多い、つまり実績と評価が比例する仕組みです。
いい口コミが多いということは、転職活動に満足した求職者が多いということになります。
また評価が高い転職エージェントほど、よい求人を仕入れる技術を持っています。
まともな求人がない場合の対処法
まともな求人が掲載されていないこともあるでしょう。
まともな求人がない場合も、焦りは禁物です。
求人情報は時期に大きく左右されます。
一般的に7月~8月は閑散期、1月~3月は繁忙期といわれています。
まともな求人がない場合には、まずは冷静になって情報収集に努めましょう。
時期をずらすことで、良質な求人情報に出会えることもあります。
転職活動では、常に冷静に判断しましょう。
募集要項を吟味せずに応募する行為は、ブラック企業を引き寄せてしまいます。
転職口コミサイトをチェックする
転職口コミサイトは、ブラック企業を見極めるための貴重な情報源です。
実際に働き、退職した人の意見が寄せられているので、
- 職場の雰囲気
- 仕事内容
- 残業や待遇
- 主に会社のデメリット
をリアルに把握することができます。
口コミがない会社を調べるには?
しかし零細企業や退職者のいないホワイト企業など、口コミがない会社も少なくはありません。
そのときに確認するべきことは以下の通りです。
- 会社HP
- ネット検索、Twitter検索
- 実際に会社に足を運ぶ(とくに夜)
口コミサイトの次に参考になるのが、会社HPです。
会社によってはブログやSNSを公開しているので、社風や仕事内容をある程度知ることができます。
HPの最終更新なども、会社運営が順調かの判断材料となります。
応募する会社のHPは熟読しておくようにしましょう。
また会社名を、ネット検索やTwitter検索することもオススメします。口コミサイトにも掲載されていない、意外な情報が転がっている可能性があります。
そして実際に、会社に足を運んでみることも大切です。
とくに夜の会社の様子から、ブラック企業はわかりやすいといわれています。
深夜遅くまで電気がついているフロアが多いような企業は、残業が常態化していると考えられます。
紹介予定派遣を使う
ブラック企業を見極めるためには、紹介予定派遣で働くことを強くオススメします。
紹介予定派遣は3ヶ月~半年を派遣社員として働き、それから正社員や契約社員として派遣先の会社に直接雇用される制度です。
派遣社員の期間は、いわゆる試用期間です。
- 仕事内容
- 社風
- 待遇
などを求職者側は確認し、会社側は求職者の
- 仕事振り
- 人格
- 性格
を確認します。
お互いに相手側を評価し、双方合意の上で直接契約を結びます。
実際に職場を経験できることが大きな強み。
時間外労働や人間関係の問題を、事前に見極めることができます。
契約期間終了後に求職者から直接契約を断る場合には、派遣会社から申し入れします。
ブラック企業であったり仕事にミスマッチを感じても、安心して契約を終了することができます。
ブラック企業からの転職は不利になる?
「ブラック企業にいたことが経歴に不利になるのでは……」という迷いが、転職活動のさまたげになっていませんか?
結論としては、面接や履歴書における伝え方次第で挽回も可能です。
たとえマイナスなことでも、とらえ方によってはプラスに変えることはできます。
新卒から3年未満。経験は浅く、スキルも十分に身に付けているとはいいがたいでしょう。
また短期で退職してしまったことで、継続性を疑われる可能性もあります。
しかし例えば「将来を見越してのスキルアップのための転職」といえば、好印象を与えることができるでしょう。
貪欲にスキルを身につけたいという意欲。意欲こそが20代前半の若手に会社が求めるものです。
ブラック企業から転職できない人はマインドを変えよう
前向きに転職活動を行うため、最初にしなければいけないことはマインドを変えることです。
もしも「ブラック企業にいたから転職できない……」と卑屈な思いがあれば、きっぱりと捨ててしまいましょう。
自己卑下は、面接など自分をアピールしなければならない場面で足を引っ張ります。
ブラック企業にいながらも、
- 体を崩さなかったこと
- 理不尽なシゴキにも耐えたこと
- 朝から晩まで働いたこと
そんな自分を評価しましょう。
転職活動の第1歩として、自分を好きになることが重要です。
ブラック企業から転職する時の理由付け
面接において、転職理由を聞かれることがあるでしょう。しかし「前職がブラック企業だった」はNGです。
面接では、とにかくポジティブに受け答えすることを心がけます。
「ブラック企業から逃げ出したい」が本音であったとしても、
- 環境を変えたい
- 自分の可能性を試したい
- 仕事をする中でほかにやりたいことを見つけた
など、言い方を変えることができます。
胸を張って堂々と言える退職理由を、あらかじめ用意しておきましょう。
ブラック企業にいると転職活動できないことがある
とはいえ、ブラック企業にいると転職活動に時間が割きづらいことは事実です。
夜遅い時間に自宅へ帰り、帰ってからさらに転職活動を行うのは気力が必要。
鋭気を養うために、趣味に没頭する時間も大切です。
また繁忙期にほとんど休日がない場合、他社へ面接に行く時間をとることが難しいでしょう。
転職活動ができないと、あきらめたい気持ちになるかもしれません。
そこでまず、5分だけでも情報収集する習慣を身につけることをオススメします。
転職サイトを閲覧するだけだとしても、立派な転職活動です。
日頃から「転職」を意識することが重要です。
意識しておけばホワイト企業の情報が舞いこんできたときに、とっさに動くことができます。
ブラックなら辞めてから転職活動するのもあり
どうしても転職活動ができない。また心身が限界だと感じることがあるかもしれません。
そのときはまず、1日の有給を申請しましょう。
しかしワンマン経営の会社では、そもそも有給を認められないケースもあります。
そこで退職してからの転職活動も、1つの選択肢になります。
生活のことを考えると、現職と並行して転職活動を行うことが理想ですが、ブラック企業で心身を消耗することは社会的にも大きな損失。
まだ20代前半。一時的に両親を頼ることも可能でしょう。
転職先の企業が求めているのは、若さと行動力です。
まずは健全な体を第一としましょう。
働きながら転職活動するか、辞めてから転職活動するかを参考にしてください。
ブラック企業からの転職を成功させる方法 まとめ
現在働いている会社がブラック企業であるからこそ、
- 紹介予定派遣を使う
- 転職エージェント、転職サイトを使う
- 転職口コミサイトを使う
と利用できるサービスをとことん使って転職を考えることが、ブラック会社からの脱出の道を切り開きます。
ただし大切なことは、転職先の見極めです。
ブラック企業であれば、あらかじめある程度は察知することができます。
焦らずにホワイト企業を見つけ、転職を成功させましょう。
そしてもう1つ、ブラック企業で働いていたことをネガティブにとらえないことです。
転職活動は、いつでも前向きな姿勢でいることが必要です。
若くて健康的な力をどんな会社も求めていますので、胸を張って堂々と転職活動にのぞみましょう。